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風のない秋日和を川船に乗り約5kmほど遊覧した。
船は49名乗りの屋形船18tである。 水天宮下の河川敷にその乗り場はあり上流を目指す。篠山城や水天宮の古跡を川から見る、そんな楽しい時間を思い、川岸に紅葉の燃える姿をイメージしたが、それは違っていた。Jr鉄橋に重なる新幹線橋梁が教える新しい川の景色である。 流れに逆らい久留米大橋辺りに設えた閘門を越えていくわけだが、ミニ運河は水位を変えることにより舟を上位へ進め、帰りは90cm水位を調整することで下流へ降りていく。「舟通し」と呼ぶミニ運河はパナマを教えたし、オランダの無数の運河を上下する船を思った。 舟は小さな振動を伝え、舟遊びは景色を愛で時事方言、食べる、飲む、戯れる、贅沢な貴族の遊びに似ていた。 その遊びは、火鉢を囲み餅を焼く暫しの時間、餅は焦げ膨らみ、部屋を漂う香ばしい匂いを思い出させた。それは幼い日のくすぐったい双六遊びに似ている、と思った。 舟からの眺めは、水上スキーを楽しむ人、河川敷の広場でスポーツを楽しむグループ、川岸にはのどかな釣り客がいて、それぞれの秋を楽しむたくさんの人を見た。 空には飛行機雲が東北東へまっすぐ伸びて、舟からの眺めは時間を忘れさせた。筑後平野を流れる川から、平和な日本の縮図を見ていた。
by yilai3
| 2010-11-22 20:13
| 筑後川
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