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曇天模様の1月10日、1日早い成人式が予定され、それらしい青年たちの姿を見た。この日だけの羽織はかま、朝日に映えて派手派手の衣装で歩いていた。
馴染まない、なんだが道化ている、どうも衣装としていき過ぎだよ!、といっても、頭も銀髪に染めていては、この日だけのことでもなさそう。成人を祝う気持ちになるだけでも良いじゃないか、と街の景色に融けていく新成人を見ていた。世の中平和を実感する。 子ども用の図書『動物』を図書館から借りて来た。駱駝の絵が欲しかったからだけど、探すほどにはほとんどない。駱駝という固有種を構造的に説明できる資料が幼児用ラックにしか見つからない。それで借りて来たわけだが、2ページで特徴ある駱駝の絵がある。たくさんの動物の中で私が見たいのは駱駝のみ、それで象のページ、次のページとなる。目と足を特別に描き、ラクダは2種類あるよと添え書きもある。つまりアフリカ産の種と中央アジア種の大きな違いが描かれている。不十分ながら私の用途に足りている。 面白い、そう思ってつい借りてしまったのが『小説家の庭 丸山健二』 写真の雑誌、ページはすべて著者の家と庭の写真で埋まり、その半数のページに文章がある。詩編ともとれる意味深長な文章が写真の間に書き留められている。半分ほど読み、そこにある詩編の意味を探っていた。著者の性癖からすれば極めて難解な詩編、あるいは哲学かも、などと余計なことを考えていた。硬質な眠りを覚ますほどの重さをもった詩編だと思った。ついつい、未だ余地があると思い借りて来た。 最近の図書には、変に長いタイトルの本が並ぶ。次の本には魅かれるものがある。 『こうして、世界は終わるーーーすべてわかっているのに止められないこれだけの理由:Nオレスケス、EMコンウエイ』をも借りた。手持ちの材料を駆使して過去を再現する歴史研究家とNASA職員、二人の共同作業、設定は1540~2093の終焉から300年後・・・ここから一党独裁中国に住む未来の歴史研究家が、大崩壊・集団移動の時代2073~2093暗雲期と呼ばれる1988~2093の出来事を語る。強引にだがストレートなSF問題作だ。 もう2冊、絵のたくさんある本と写真による本、いずれも眺めて楽しむ、佳い本である。 『絵のある自伝 安野光雅』…どこかとぼけた味のある安野の絵が魅力 『地中海シルクロード 遺跡の旅 樋口隆康』…中央アジアに残された遺跡を訪ねる旅 ついでに『福岡の町並み アクロス福岡文化誌5』…暇にまかせて散策、つい考えてしまった。 統一感のないバラバラの嗜好でどれも軽い、さてゆっくり旅を?…なんて思ってしまった。
by yilai3
| 2016-01-10 16:22
| まほろば
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